名車“MASERATI Shamal”

いつもSKYグループ マセラティ紀尾井町・目黒・杉並のブログを御覧頂き、誠に有難う御座います。 マーケティング&PR部の小泉でございます。   8月4日~8月6日にかけて幕張メッセにてオートモビルカウンシルが開催されました。 マセラティクラブ・ブースなど、希少なマセラティシャマルが会場には3台も展示。 シャマルと聞いて「懐かしい!」「憧れていたな」と感じる方も「まだ生まれていなかった」という方もいらっしゃるかと思います。 そんなシャマルは日本にきて今年で26年。 シャマルの魅力をマセラティクラブ会長であり、ジャーナリストやPRコンサル等の様々な顔も持つ 越湖 様にマセラティシャマルの魅力を語って頂きました。     去る8月4日~8月6日にかけて幕張メッセにてオートモビルカウンシルが開催された。 クラシックとモダン両方のカテゴリーにおいて趣味性の高いクルマを楽しむ、というコンセプトのイベントだ。   さて、マセラティはと言えば、真っ赤なシャマルが3台も並んだ。数百台しか作られなかったモデルが同じ場所に3台も集まったというのは珍しい。 そこそこマセラティのことを知っているオーディエンス達は“何があったんですか?シャマルはブームなんですかね?”と訝しがる。 確かにクラシックカーブームの影響もあり、シャマルの市場価格は急上昇している。先だっても海外より2500万円程で売りたいというオファーがあったくらいだ。これは少し行き過ぎと思うが、1000万円台はフツウとなってしまった。ちなみに1991年に日本に導入された当時は1300万円程の新車価格であった。   しかし日本にシャマルが多いのにはワケがある。この当時、マセラティはそれまでのメインマーケットであった北米への輸出が途絶えていたこともあり、日本が世界中で最もマセラティを販売する国だったのだ。バブル経済の後押しもあり、当時のマセラティ社オーナーであったアレッサンドロ・デ・トマソは、まず日本における販売見込みを探ってから、商品化を進めていた。まさに日本さまさま、だった。   そんな背景がったシャマルだが、未完成と言えるほどのパワフルなじゃじゃ馬マシンでもあった。当時の開発テストドライバーに言わせるとほとんど熟成もしないまま、無理矢理マーケットに出してしまったということのようだ。彼は発進時に一旦ブーストが上がったなら、どんなにリアが暴れようとも絶対にアクセルを戻してはダメだ、とシャマル乗りへのアドバイスをくれた。そうでないとクルクル廻って、一発でディーラーのバックヤードへ直行することになるワケだ。   北米マーケットから撤退し、よりニッチなハイパフォーマンスカー路線を決断したデ・トマソがカリフに続いて新開発V8エンジンを搭載したモデルを作った。それがシャマルだ。ホイールベースはスパイダー及びカリフと等しいが、後部のボディシェルはストレッチされリアサスペンションも新規に開発された。ボディパネルを内側から見るとそんな切ったり貼ったりした仕事の跡を見ることができる。 マルチェッロ・ガンディーによるアグレッシブなスタイリングはビトゥルボ系の後継、ギブリⅡにそのモチーフが応用された。このシャマルはプロトタイプのような手作りの部分が前述のように散見されるが、それらの量産向けに設計し直しV6エンジンを搭載したのがギブリⅡである。だから、この2つのモデルは兄弟と言えるかもしれない。   機会あれば、皆さまもそんなことを念頭に、じっくりと現車をご覧いただきたい。            

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